遊技施設は、魅力的な施設であることを演出するために、電光掲示板を使用したり電気を明るめに設定したりしており、エネルギーの消費量は多い施設です。ここでは遊技施設のエネルギー消費の特徴と省エネ対策について詳しく紹介します。
遊技施設で消費しているエネルギーは、空調と照明が多くの割合を占めています。夏は涼しく、そして冬は温かく、ゆっくりと遊べるようにと空調が配慮されています。また、できるだけ明るい雰囲気を演出するために照明も強めになっており、消費エネルギーの多くの割合を占めるでしょう。
遊技施設でのエネルギー消費といえば、やはり遊具に使うエネルギーです。遊具をより魅力的に見せるために、エネルギーは欠かせません。大型の施設であればあるほど、消費エネルギーは増加します。
遊技施設の消費エネルギーの多くを占めている空調は、設定温度を適正化することでエネルギーの消費量が大幅に削減できます。遊技施設で過ごす人が不快に感じない程度を基準とし、設定温度を見直しましょう。
冷房は28℃、暖房は20℃が目安です。
照明のエネルギーを減らす場合、不要な照明を消す・減らす取り組みも大切ですが、遊技施設としての魅力を保つためには照明の削減がなかなか難しいものです。
そこで検討したいのが、エネルギー効率の良い照明への入れ替えです。少ないエネルギーでも明るさが確保できる照明を使用しましょう。
遊具を動かしたり空調や照明をつけたりする時間は、長ければ長いほどエネルギーの消費量は増加します。
今まで営業時間よりも2時間前につけていた電気を30分前に変える、営業終了後もスタッフが退店する直前までつけていたエアコンを営業終了後すぐに切るなど、稼働時間や稼働させる設備の量を見直すだけでエネルギー消費量は大きく削減できます。
スタッフの労働環境を整えることも大切ですが、過度なエネルギー消費は必要ありません。どれぐらいまで削減できるのか、スタッフと話し合いながら進めましょう。
設備が古いと、稼働に多くのエネルギーを消費してしまいます。また設備がそれほど古くなくても、汚れが付着していると、必要以上のエネルギーを消費します。
こまめに設備をお手入れし、古くなった設備は早めに交換しましょう。
遊技施設では、多くのスタッフが勤務しています。経営側が省エネ対策に積極的でも、スタッフ全体に周知していなければ、足並みが揃いません。
省エネ対策への理解を深め、全員で協力しながら進められるように伝えることも大切です。1人ひとりが意識するだけでも、消費エネルギーは削減できます。
遊技施設は、施設を魅力的に見せるために、そしてお客様に楽しんでもらうために、多くのエネルギーを必要とします。省エネ対策をする場合は、まずいつ・どれぐらいのエネルギーが必要なのかを見直し、必要以上に消費しているエネルギーは削減しましょう。
以下ページでは、省エネトピックをまとめて紹介しています。省エネへの取り組みを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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※3：エネルギーの計測や見える化等の機能を備えた設備
※4：2024年3月時点
