データセンターの省エネ対策とは?

データセンターの省エネ対策にはどのようなものがあるのでしょうか。本記事では、データセンターのエネルギー消費の特徴と実践したい省エネ対策を紹介します。

データセンターのエネルギー消費の特徴とは?

データセンターとは、ネットワーク機器やサーバーを設置するためにつくられた建物のことをいいます。まずは特徴から紹介します。

エネルギー消費量が非常に多い

データセンターには、たくさんの装置が集結しています。これらの装置を使用するためには膨大な電力が必要です。サーバーを稼働させるために電力が必要となるだけではなく、熱暴走を避けるための空調設備にも多量な電力が使われています。

今後ますますデータセンターが増えていくと予想されている

総務省によると、2021年の日本のデータセンターサービスの市場規模は1兆7,341億円となり、前年比11.6%増でした(※)。

社会のデジタル化に伴い、今後はさらにデータセンターの市場が活性化し、数が増えていくと予想できます。データセンターが増えればそれだけエネルギー消費も増えていくことになるので、データセンター事業者は省エネ対策について検討しなければなりません。

※参照元:総務省(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r04/html/nd236700.html)

データセンターの省エネ対策

データセンターではたくさんの機器を稼働させなければならないことから、多くの電力を消費するのは仕方がないことといえます。では、どのような省エネ対策があるのでしょうか。

データセンターの場所の変更

各種機器を冷却するための費用を抑えるため、気温が低い場所にデータセンターを設置するのも一つの省エネ対策です。例えば、地上ではなく、海底にデータセンターを設置しているようなケースもあります。冷却に必要な電力を抑えられれば、それだけ省エネに繋がるでしょう。

高効率化につながる機器の導入

それほど電力を使用することなく処理できるようなIT機器や、空調設備を導入するのも効果的です。導入時のコストは高くついてしまいますが、ランニングコストを抑えられるでしょう。

ただし、現在使用している機器を破棄して導入する場合は割高になる可能性があるため、機器の増設時などに検討してみることをおすすめします。

効率的な冷却システムの採用

データセンターで使用する空調機をより効果的なものにすることも省エネにつながります。例えば、水冷・空冷式の冷却システムや局所冷却システムと呼ばれるものです。また、外気冷房を活用した データセンター空調技術もあります。

AIを用いた方法

AIを用いることでこれまでよりも効率的に自動で空調管理できるケースがあります。全体的に空調を稼働させるのではなく、温度が上昇している箇所をピンポイントで冷やすようにすれば、それだけ空調費の節約が可能です。

費用を抑えようとして空調を弱めてしまうと熱暴走などのリスクがありますが、AIを活用できれば安定稼働につなげることもできます。

まとめ

各種機器を稼働させなければならないこともありたくさんの電力を消費するデータセンターではありますが、適切な対策を取ることにより省エネ対策が可能です。現在はまだ実現が難しいものの、将来的に利用できるようになれば大きな節電効果が期待できるようなシステムも研究されています。データセンター関連事業を行っている方は、データセンターで活用できる省エネ対策に取り組んでいきましょう。

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