ホテルではさまざまなエネルギーを使用して24時間お客様をおもてなししています。カーボンニュートラルの推進にはホテルの省エネ対策が不可欠です。本記事では、ホテルの省エネ対策について解説します。
ホテルは24時間、365日稼働していることが特徴です。休日がないため、エネルギー消費量はどうしても増えてしまいます。ホテルの用途別のエネルギーで多いのは、空調熱源や熱搬送、給湯、照明、コンセントなどです。
ホテルでは、夏にエネルギー消費が増加しやすいという特徴があります。なぜなら、冷房を多く使用するためです。客室の稼働状況が高ければ高いほどエネルギー消費量は増加傾向です。また、夕方6時ごろから夜の12時ごろにかけては、多くの宿泊者が入浴するため、給湯利用量が増加します。
参照元:(pdf)財団法人省エネルギーセンター(https://www.eccj.or.jp/hotel/hotel.pdf)
エネルギー密度とは、単位体積または、単位面積あたりのエネルギー量をいいます。ホテルには、宿泊・共用部門のほかに、飲食や宴会部門があります。一般的に、消費エネルギーは宿泊部門が最も多い傾向ですが、エネルギー密度(エネルギー消費原単位)は、調理を行う飲食や宴会部門が大きくなる場合が多いです。
まず有効なのが照明を白熱電球からLEDに取り替えることです。LEDの中には、白熱電球に比べて9割ほど消費電力が少ない製品もあります。ホテルは24時間稼働していて、共有分の照明の点灯時間が長くなっています。点灯時間の長い照明からLEDに変えることで、かなりの省エネ効果が期待できるでしょう。短期間で投資額を回収できます。
ホテルのエネルギー消費量は、ほとんどが宿泊客によるものだと考えがちですが、スタッフが客室を清掃する時のエネルギーも負担になっています。通常、客室清掃は宿泊客が午前中にチェックアウトした後、日中に行われます。客室のカーテンを開けて自然光を利用するだけでも、省エネにつながります。
厨房換気ファンはできるだけ使用時間を短くしましょう。なぜなら、客席を空調した空気を厨房で排気してしまう状態が多くみられるからです。客席の空気が換気ファンから逃げてしまうと、客席が温まらない、冷えない状態になります。換気ファンは回しっぱなしにするのではなく、本当に必要なときだけ使用しましょう。
ホテルの中にはさまざまな部門があると思います。そのため、1つの部門だけでなく、ホテルのスタッフ全体が省エネ意識を高めることが大切です。宿泊や宴会、飲食など、担当部門ごとに省エネマニュアルを作成し、全員が見られる場所に掲示しておきましょう。
ホテルのエネルギー消費率は、ホテルの規模によって異なります。しかし、365日24時間稼働しているホテルでは、小さな1つの対策が大きな省エネにつながります。24時間点灯している照明からLEDに変えたり、客室清掃時の省エネを意識したりしてみましょう。また、多くの部門に分かれているホテルでは、部門ごとの省エネマニュアルを作成し、共有するのもおすすめです。
以下のホームページでは、省エネ関連の幅広い情報を発信しています。省エネ対策として活用できる補助金制度もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
採択率・採択数が多い省エネ補助金コンサルティング会社
どんな補助⾦が
良いのかを
最初から
相談したいなら
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リースもしながら
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受けたいなら
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並行してエネマネも
考えていきたいなら
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【選定条件】
豊国エコソリューションズ:2024年4月19日時点「省エネ 補助金 コンサルティング」とGoogle検索した際に
公式HPが表示された上位30社、「補助金申請のサポート」、「省エネ計画の立案」の両方に対応しており、採択実績・採択率が唯一記載されている(※1:採択率94% 平成28~令和2年9月時点)
みずほ東芝リース:2024年4月19日時点「省エネ 補助金 リース」とGoogle検索した際に公式HPが表示された上位15社の内、補助金を活用したリース導入事例が最も多い
(※2:補助金採択実績:222件 ※2023年12月現在の法人向け省エネ・再エネ補助金採択件数)
エコ・プラン:2024年4月19日時点「省エネ 補助金 コンサルティング」とGoogle検索した際に公式HPが表示された上位30社の内、エネマネ事業者に該当し、サイト内に「採択件数」と「過去に採択された実績のある補助金の情報」が記載されている
※3:エネルギーの計測や見える化等の機能を備えた設備
※4:2024年3月時点