企業向けの省エネセミナー

地球温暖化などの影響により、多くの企業が省エネを意識した事業運営を行っています。こうした背景から、企業向けの省エネセミナーも数多く開催されています。本記事では、企業向けの省エネセミナーの概要や事例などを解説します。

企業向けの省エネセミナーとは？

企業向けの省エネセミナーにはさまざまなものがありますが、昨今多く見られるのは「カーボンニュートラル」に向けた省エネセミナーです。政府は温室効果ガスの排出を2050年までに「実質ゼロ」を目指すことを宣言しています。カーボンニュートラルに向けた動きが加速する中、実現に向けて省エネは不可欠です。

そこで、自治体をはじめとするさまざまな団体が、企業の省エネルギーに対する意識付けと、カーボンニュートラルの推進に向けたセミナーを開催しています。セミナー内容としては、主に省エネの取り組み事例や支援施策についてなどです。オフラインでのセミナー以外にも、動画配信によるセミナーも開催されており、より多くの企業がセミナーを受講できるように工夫しています。

企業向け省エネセミナーの事例

中小企業向け省エネセミナー

千葉県では、平成28年に策定した「千葉県地球温暖化対策実行計画」の推進に向けた温室効果ガス削減に取り組んでいます。「中小企業向け省エネセミナー」では、千葉県が事業向けに県内の中小企業を対象に省エネセミナーを開催しました。カーボンニュートラルの取り組みのひとつである省エネをテーマの中心として、取り組み事例を織り交ぜながら実践に向けた知識や技術について解説しました。

参照元：千葉県公式HP（https://www.pref.chiba.lg.jp/shigen/event/2021/syo-ene_seminar.html）

「節電とモニタリングによる省エネ効果の最大化」セミナー

先に触れた2050円のカーボンニュートラルを実現するにあたり、省エネは急務です。省エネ法が改定されたこともあって、これまでの省エネ対策にプラスして電力モニタリングやディマンドリスポンスなどの取り組みが求められています。「節電とモニタリングによる省エネ効果の最大化」セミナーでは、企業に向けて省エネに効果的なエネルギー管理ソリューションを紹介します。

内容としては、省エネ対策の効率的な事例を紹介しながら、推進活動や具体的な節電対策を解説。そのほか、省エネルギー法改定後のエネルギー動向についての説明、メーカーが提供するエネルギー一元管理サービスの紹介などが予定されています。

「節電とモニタリングによる省エネ効果の最大化」セミナーはZoomでの開催なので、会社から参加することも可能です。オンラインのセミナーは、通常業務で時間を取りにくい企業も参加しやすいメリットがあります。

参照元：省エネルギーセンター（https://www.eccj.or.jp/education/promo-seminar/pdf/websem230724.pdf）

省エネ推進セミナー

関東経済産業局では、さまざまな省エネ推進セミナーを開催しています。セミナーは、中小企業に向けた一般財団法人省エネルギーセンターが提供する「工場の省エネルギー対策」や、「業務用施設の省エネ対策」、「カーボンニュートラルに向けた省エネ支援サービスの紹介」など多数あります。カーボンニュートラルの実現を目指すために有益な情報を積極的に解説するセミナーが多数開催されています。Youtubeで動画配信形式のセミナーを閲覧できるため、気軽に受講できる点が特徴です。

参照元：関東経済産業局（https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/sho_energy/r4_shoene_seminar.html）