年間営業日が360日以上の店舗が多いスーパーマーケット。照明や冷凍・冷蔵など、常にさまざまなエネルギーを消費しています。本記事では、スーパーマーケットの省エネ対策について解説します。
スーパーマーケットのエネルギー消費の特徴の1つが、冷凍や冷蔵設備の消費量が多くなることです。冷凍食品やアイスなどの冷凍設備、肉や魚、乳製品のための冷蔵設備はスーパーマーケットにとって必須で、節電は難しいでしょう。特に気温の上がる夏は消費エネルギーも多くなります。そのほか、動力系のエネルギー消費としては、厨房や作業場のインストア電力、空調システムが多くなっています。
また、大規模な店舗ほど、空調システムの割合が高くなりやすいです。電灯系としては、売り場天井照明、売り場やバックヤードのコンセント、ショーケース、ショーケースファンの順に消費エネルギーが高い傾向にあります。
スーパーマーケットは1年を通して営業していて、定休日は年末年始だけという店舗も多いでしょう。また、営業時間は12時間程度のところが多く、営業時間外も冷凍・冷蔵設備でエネルギー消費が多いのが特徴です。
スーパーマーケットの店舗では、「電気料金がかかって当たり前」と思っている方もいるかもしれませんが、少しの工夫で省エネできることは多いです。まずは、1ヵ月単位で、エネルギーごとの使用量やコストを記録し、グラフにして「見える化」する仕組みを作りましょう。
最初に、エネルギー消費が多かった月の原因は何かを特定します。大まかな原因がわかったら、設備ごと、使用時間ごとなど、さらに詳しくデータを見て、省エネ対策を実施すべき箇所を探しましょう。
スーパーマーケットの消費エネルギーの中で、照明設備による消費は全体の半分近くを占めます。そのため、照明設備の使い方を工夫するだけで、省エネコストの軽減効果が実感できるでしょう。例えば、日中や日当たりの良い場所では、過度な照度になっていることがあります。外の光が利用できる時間帯や場所では、できるだけ消灯しましょう。
また、事務所やバックヤードの照明は1日つけているというところは、こまめに消灯するように従業員に呼びかけてみてください。そのほか、照明器具が汚れていると、照明も暗く感じてしまいます。定期的な照明器具の清掃も重要です。
なかなか節電の難しい冷凍・冷蔵設備ですが、商品陳列を変えるだけで省エネになる場合があります。例えば、エアーカーテンの吸込口が商品や値札でふさがれていると、余計に消費電力がかかってしまいます。吸込口をふさいでいないか確認するほか、来店客によって商品が動かされてしまうこともあるので、定期的に確認することが大切です。
また、毎日営業する中で蓄積するゴミは、冷凍機能を低下させ、消費エネルギーを増加させてしまいます。エアーカーテンの吹出口や吸込口は2週間に1度程度清掃しましょう。そのほか、ショーケースにナイトカバーを設置すると閉店後の消費電力を抑えることにつながります。
スーパーマーケットの省エネ対策について解説してきました。スーパーマーケットの消費電力は冷凍・冷蔵設備が多く占めているのが特徴です。何度以下にしなければならないと国で定められているため、なかなか省エネは難しいと思うかもしれません。しかし、商品の陳列を変えたり、こまめに掃除したりするだけで、省エネ効果が見込めます。また、照明設備の消費量も多く、不必要な照明がないか、従業員への周知は徹底しているかなど、こまかな対策でも効果が期待できるでしょう。
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エコ・プラン:2024年4月19日時点「省エネ 補助金 コンサルティング」とGoogle検索した際に公式HPが表示された上位30社の内、エネマネ事業者に該当し、サイト内に「採択件数」と「過去に採択された実績のある補助金の情報」が記載されている
※3:エネルギーの計測や見える化等の機能を備えた設備
※4:2024年3月時点