SHIFT事業は脱炭素化取組推進事業(Support for High-efficiency Installations for Facilities with Targets)の略で、CO2などの温室効果ガス抑制に向けての施策をサポートします。環境省は、工場・事業場における脱炭素化に対して支援し、2030年・2050年の温室効果ガス削減を目標としています。
ここでは、SHIFT事業について詳しく解説しているので、これから申請を考えている場合は参考にしてください。
環境省が行う脱炭素化取組推進事業(Support for High-efficiency Installations for Facilities with Targets)略してSHIFT事業は、工場・事業場における中長期のCO2削減を目指す省エネ補助金です。
温室効果ガス削減に向けた脱炭素化促進計画に基づき高効率機器を導入することによって、補助金を得ることが可能です。
SHIFT事業は、令和3年から環境省が意欲的に取り組む新しい補助金。工場・事業場の脱炭素化を実現したい場合はチェックしておきたい内容です。
SHIFT事業は環境省が令和3年から行う新しい取り組みの補助金です。従来は省エネの設備投資を補助する「ASSET事業」とCO2削減計画の策定を支援する「CO2削減ポテンシャル診断推進事業」の2つが中心でしたが、今後は両方ともSHIFT事業に組み込まれる予定。
経産省による省エネ補助金は建物の省エネ率改善にポイントが置かれているのに対して、環境省はCO2の排出量削減を重視している点が特徴です。
経産省、環境省どちらも建物・設備の省エネやクリーンな環境づくりにおいて大切な役割を果たす補助事業を行っています。それぞれの特徴を確認して適する補助金に申請しましょう。
SHIFT事業には2つの補助内容があります。
1つ目は脱炭素化促進計画の策定支援。CO2排出量の削減余地の診断や、「脱炭素化促進計画」の策定を支援するものです。支援機関が現地調査を実施し、エネルギー使用状況の把握や改善提案などを行います。
2つ目は、設備更新に対する補助。「脱炭素化促進計画」のための省エネ設備更新の補助を目的としており、「設備補助A」と「設備補助B」と「設備補助C」の3種類があります。Aは上限1億円、Bは上限5億円、Cは上限0.5億円と金額に大きな違いがあるのがポイント。
2つ目の設備更新に対する補助は、AとBとCいずれも補助金を受けると排出量の削減目標が課せられます。しかし目標が達成できない場合は、CO2排出枠を他の参加事業者から購入する必要があります。
一方、目標以上の削減量を達成できた場合は、排出枠を売却して利益を得られるシステム。このCO2排出枠の売買システムをCO2クレジットと言います。
CO2削減目標を達成できるかが大きなカギなので、申請は慎重に行う必要があります。
SHIFT事業が始まる前に、令和2年度まで行われていたASSET事業。CO2排出量の大幅削減を効率的に図る取り組みであり、省エネの設備投資を補助するという点では同じですが、SHIFT事業にはASSET事業からの変更点がいくつかあります。
従来のASSET事業は、少ない補助額でより多くの排出量削減につなげることを重視しており、補助金の対費用効果にポイントを置いていました。このため、必要な補助額が小さい事業が採択されやすいという特徴がありました。
しかし令和3年度からのSHIFT事業では、費用対効果のほかにも削減量や削減率など複数の基準を重視していくとされています。
またASSET事業の設備導入では、環境省が認定する「L2-Tech認証製品」である必要がありましたが、令和3年度からその縛りはなくなっています。より自由に設備を選択できるようになったこともSHIFT事業の特徴です。
年間CO2排出量が50トン以上3,000トン未満の工場・事業場を保有する中小企業等に対しCO2排出量削減余地の診断および「脱炭素化促進計画」の策定を支援する
ア)エネルギー使用設備機器
イ)エネルギー供給設備機器
参照元:一般社団法人 温室効果ガス審査協会[PDF](https://www.gaj.or.jp/2021_eie_form/sf03b1.pdf)
※空調システム、蒸気システム、圧空システム、〇〇生産システムなど
年間CO2排出量が50トン以上3,000トン未満の工場・事業場
採択率・採択数が多い省エネ補助金コンサルティング会社
どんな補助⾦が
良いのかを
最初から
相談したいなら
特徴
リースもしながら
省エネ補助金を
受けたいなら
特徴
並行してエネマネも
考えていきたいなら
特徴
【選定条件】
豊国エコソリューションズ:2024年4月19日時点「省エネ 補助金 コンサルティング」とGoogle検索した際に
公式HPが表示された上位30社、「補助金申請のサポート」、「省エネ計画の立案」の両方に対応しており、採択実績・採択率が唯一記載されている(※1:採択率94% 平成28~令和2年9月時点)
みずほ東芝リース:2024年4月19日時点「省エネ 補助金 リース」とGoogle検索した際に公式HPが表示された上位15社の内、補助金を活用したリース導入事例が最も多い
(※2:補助金採択実績:222件 ※2023年12月現在の法人向け省エネ・再エネ補助金採択件数)
エコ・プラン:2024年4月19日時点「省エネ 補助金 コンサルティング」とGoogle検索した際に公式HPが表示された上位30社の内、エネマネ事業者に該当し、サイト内に「採択件数」と「過去に採択された実績のある補助金の情報」が記載されている
※3:エネルギーの計測や見える化等の機能を備えた設備
※4:2024年3月時点