電気料金の高騰を受け、倉庫や物流センターなどの物流施設でも省エネ対策に取り組むところが増えています。本記事では、物流施設のエネルギー消費の特徴と、どのような省エネ対策があるかを紹介します。
物流施設の中でも、特に電力を消費している部分といえば、空調と照明です。これらの特徴から確認しておきましょう。
面積の大きい倉庫や物流センターほど、空調費用が高く付きます。温度管理を必要としない商品を取り扱っている場合は空調設備がないところもありますが、近年は猛暑の関係もあり夏場の作業を考えて作業員のために空調を導入するところも多いです。
特に猛暑ともなると、普段以上に空調費が高くついてしまいます。なかでも低温で処理・保存しなければならない冷凍食品などを取り扱う倉庫や物流センターは大きな影響を受けるでしょう。冷凍機などを使用する場合、電気料金高騰の影響が大きくなってしまいます。
照明も物流施設において必須といえるものです。省エネのためといっても、照明を減らしすぎてしまうと作業に支障が出てしまう可能性があります。単純に照明の数を減らすのではなく、作業や職場環境に支障が出ないような省エネ対策について検討しなければなりません。
物流施設でおもに電気代がかかるのは空調と照明に関する部分なので、これらの電気代を節約できる方法を確認しておきましょう。以下のような方法が挙げられます。
すぐにできることとして、必要のない時間帯の照明の使用を控えることが挙げられます。例えば、24時間稼働の倉庫でも日中の明るい時間帯であれば、電気を付けっぱなしにしなくてもよいケースが考えられます。
他に、誰も入っていないトイレや休憩室の電気を消し忘れてしまうこともあるでしょう。特に使用回数が多くその都度つけたり消したりするのが難しいトイレは、人感センサーを導入するなどして消し忘れを防ぐのも効果的な方法です。
LED照明は長寿命であり、かつ消費電力も抑えられます。照明の数が多い場合はLED照明に切り替えることにより、大幅な省エネが期待できるでしょう。発熱が少ないため、空調費を抑えることにもつながります。
必要ない部分を冷やしすぎている場合は、適切な温度の見直しが必要です。また、空調設備を交換するタイミングでさらに節電機能が高いものを選択すると良いでしょう。
初期投資は高く付きますが、物流施設の屋根などを使用して太陽光発電システムを導入するのも効果的です。太陽光パネルによる屋根の遮熱効果も期待できます。
断熱塗料で物流施設の屋根や壁を塗装することにより、熱の伝導を絶ち、倉庫内を夏は涼しく冬は暖かくできます。また、熱を反射する働きがある遮熱塗料で塗装すると太陽光の熱が壁に吸収されなくなるため、夏の気温上昇を抑えることが可能です。
1年を通して光熱費を削減したいと考えているのであれば、夏も冬も熱伝導を抑えられる断熱塗料を選択すると良いでしょう。
大規模な物流施設は非常に電気代が高くついてしまうことがあります。しかし、現在の照明をLEDに変更したり、明るい時は電気を使用しない、消し忘れを防ぐなどの対策を取ったりすることで省エネにつなげることが可能です。
以下のページでは、省エネ対策を行うにあたり、確認しておきたいポイントを紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
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※4:2024年3月時点