サービスエリアやパーキングエリア、道の駅などは、駐車場とトイレと休憩スペースを中心に構成された施設です。各所でエネルギーを使用しているため、各施設がさまざまな省エネ対策を実践しています。本記事では、サービスエリア・パーキングエリア・道の駅におけるエネルギー消費の特徴と省エネ対策について解説します。
あるサービスエリアにおいて、施設全体の電力量のうち給排水処理にかかる電力が4割を占めていることがわかりました(※1)。トイレはサービスエリアで多く活用される設備のため、電力量に占める割合も高くなっているようです。
※1参照元:【PDF】中川直子ほか「高速道路サービスエリアにおける環境負荷削減対策」(https://akira.fpark.tmu.ac.jp/paperlist/lecpaper/149.pdf)
サービスエリアやパーキングエリア、道の駅にはEV車用充電スタンドも設置されており、電力消費量が増えます(※2)。高速道路上には利用者が集中する場所と少ない場所があるため、集中するサービスエリアやパーキングエリアのエネルギー消費が著しく大きくなります。各施設に利用者を誘導して、エネルギー消費の平準化を図ることが重要です。
※2参照元:【PDF】株式会社東芝「東芝が取り組む、高速道路のエネルギーマネジメントシステムのご紹介」(https://www.hido.or.jp/itsapq/jsp/auth/trab/no106/kigyo106-21-23.pdf)
サービスエリア・パーキングエリアの利用者に偏りが生じると、特定の施設のエネルギー消費が大きくなりすぎてしまいます。そこで高速道路上の各施設の電力消費量を把握したうえで、各施設に利用者を誘導しながら、エネルギー消費の均一化を図ることが必要です。
「高速道路エネルギーマネジメントシステム」は、高速道路を利用しているEV車をはじめとする車両の台数や位置を把握して、各車両に誘導情報を提供します。車両を適切な施設に誘導することで、エネルギー消費の偏りを防ぐシステムです(※3)。
※3参照元:【PDF】株式会社東芝「東芝が取り組む、高速道路のエネルギーマネジメントシステムのご紹介」(https://www.hido.or.jp/itsapq/jsp/auth/trab/no106/kigyo106-21-23.pdf)
太陽光発電設備を設置して、自然エネルギーによる電力供給を実践しているサービスエリアやインターチェンジがあります(※4)。1年間に消費する電力量と同じ規模の太陽光発電設備を設置して、CO2排出量ゼロを目指す取り組みです。
※4参照元:NEXCO中日本(https://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/h23/0629a/)
省エネ効果が期待できるLED照明やエコガラスなどを導入して、消費電力を抑える取り組みも行われています。また、自然換気システムを取り入れて建物内の空調を整えることで、エアコンの使用電力を抑えて、省エネにつなげる取り組みも行われています。例えば大分自動車道「エコエリア山田」では、省エネ機器や自然エネルギーを活用して、従来よりも約30%の電力消費を抑えています(※5)。
※5参照元:NEXCO中日本(https://corp.w-nexco.co.jp/activity/sapa/ecoarea/)
男子トイレに無水小便器を設置し、省エネを目指す施設もあります。無水小便器は洗浄水が不要なため、水はもちろん排水によるエネルギー消費も抑えられる仕組みです。トイレにおいては他にも省エネ対策が行われており、自然エネルギーでトイレを運用する環境低負荷型トイレを採用している施設もあります。(※6)。
※6参照元:【PDF】中川直子ほか「高速道路サービスエリアにおける環境負荷削減対策」(https://akira.fpark.tmu.ac.jp/paperlist/lecpaper/149.pdf)
サービスエリアやパーキングエリア、道の駅では、さまざまな設備がエネルギーを消費しています。それぞれの設備に省エネ対策を導入することで、施設全体のエネルギー消費を抑えることが可能です。
省エネ対策を実践する際には省エネ補助金の支給を受けられる場合がありますので、ぜひ申請を検討しましょう。以下のページでは省エネ補助金について幅広い情報を発信していますので、ぜひ参考にしてください。
採択率・採択数が多い省エネ補助金コンサルティング会社
どんな補助⾦が
良いのかを
最初から
相談したいなら
特徴
リースもしながら
省エネ補助金を
受けたいなら
特徴
並行してエネマネも
考えていきたいなら
特徴
【選定条件】
豊国エコソリューションズ:2024年4月19日時点「省エネ 補助金 コンサルティング」とGoogle検索した際に
公式HPが表示された上位30社、「補助金申請のサポート」、「省エネ計画の立案」の両方に対応しており、採択実績・採択率が唯一記載されている(※1:採択率94% 平成28~令和2年9月時点)
みずほ東芝リース:2024年4月19日時点「省エネ 補助金 リース」とGoogle検索した際に公式HPが表示された上位15社の内、補助金を活用したリース導入事例が最も多い
(※2:補助金採択実績:222件 ※2023年12月現在の法人向け省エネ・再エネ補助金採択件数)
エコ・プラン:2024年4月19日時点「省エネ 補助金 コンサルティング」とGoogle検索した際に公式HPが表示された上位30社の内、エネマネ事業者に該当し、サイト内に「採択件数」と「過去に採択された実績のある補助金の情報」が記載されている
※3:エネルギーの計測や見える化等の機能を備えた設備
※4:2024年3月時点